【リノベ|インタビュー】アパレル仕込みのオシャレ企画力。真似したい!ドリームシートでブレないリノベ+DIY

[記事更新日]2020/02/19

 

この記事の内容は…

■30代ファミリー|共働き(夫婦ともアパレル関係)
■ドリームシートのクオリティが高すぎてデザイナーが喜ぶ話
■勉強期間と頭金を貯めるため、2年後位を想定していたが、運命の物件に出会ってしまった話

今回、いよいよDIYが完成したということで、改めて家造りについてお話をお伺いしました。お引渡し時には何もなかったお部屋は、何もなくてもオシャレ感が漂っていましたが…。DIY、家具、グリーンが入ったお部屋はプロのコーディネートのような洗練された、それでいて温かみのある空間でした。

 

【DIYその1 | 壁付けTV】


まずはDIYから見ていきたいと思います。

TVがかかっている壁は、OSBボード(もともと下地材として使用されていた素材。最近、この木片チップのデザインがオシャレと内装デザインとしても人気)。このTVはDIYでご主人が取り付けたそう。(奥さんは「右!上!」と指示係だったそうです)

テーマである「木・グリーン」と「アイアンやステンレス、モルタル」の自然素材と無機質な材質のミックス感が洗練された空間に仕上げています。
一面のOSBボードとグリーン、露出の配管と、キッチンシェルフのステンレス、TV下収納。どれもがショップのインテリアのよう。

 

こちらが、お引渡し時(DIY前)の状態。幅広の天然木は高級感があります。床と同じ素材をキッチンにも採用し、全体に統一感を出しているのもポイントです。

【DIYその2|キッチン収納バー】


OSBボードなので、棚を作ることももちろんできたけれど、あえての「バー」。他に何も飾らないスタイルで、キッチンがスッキリしています。
このバーもインダストリアルテイストで、キッチンにスパイスを効かせています。

【DIYその3|飾りハンモック】


 

こちらのハンモックもご主人がDIYで設置したもの。角地で2面採光、しかも大きい窓がたくさんあるお部屋は何もしなくても開放的ですが、このハンモックが入るだけで癒やしのリラックス空間に仕上がりました。

どこから見てもテーマである、アイアン・ウッド・グリーンに忠実に。そこにアクセントとなるハンモックが入り、ぬくもりを感じる空間になっています。

無垢の床は、リノベーションでは馴染みのあるものですが、広い面積を占めるので、その木の持ってる特性や色、幅によってもまた室内の印象が大きく変わるアイテムでもあります。裸足で歩くとその温かみがわかるといいます。お子さんが小さいうちは、床に座ったりして遊ぶことも多いので、特におすすめでもあります。

【DIYその4|玄関収納棚】


お引渡し時には何もなかった壁に、棚が設置されていました。こちらもご主人がお一人でDIY。水平をとるのが難しかったといいますが、どのDIYもクオリティが高いのが印象的。

 

お引渡し時の玄関部分です。白い壁と広々土間。一般的なマンションの玄関イメージに、まったく当てはまらない広さとオシャレさに、最初に入った瞬間「おおお」と声を上げたものです。

エントランスの壁にもLDKの壁とおなじOSBボードが張られていて、それがココは何になっちゃうの?と予感させる場所でもあり…

 

 

あの何も無かった壁が、お洒落なディスプレイ収納になっていました。

お引渡し時に、「ここにキャンプ用品とか自転車を置きたい。ギアを磨きながらコーヒーとか飲みたいですね」と言っていたことが、現実に。

実は、リノベーションにあたっては、この土間がご主人が最も大切にした場所ということです。

【ドリームシートをのぞき見!】


アパレルにお勤めのお二人。「ふたりとも美的センスがあって趣味も揃って、だからこんなに素敵な家になるんだろうな」という軽い感じではありませんでした。

「『好き/嫌い』『どんな家にしたい』などの好みは、ビジュアルで客観的に見てシェアすることが大切」と奥様。「『なんとなく一緒だと思う』というのは危険なので、良いと思ったら画像を共有フォルダでシェアしていった」といいます。

デザインを大切にするお二人は、感覚に頼ることが危険ということを仕事柄からも身に着けていて、画像のシェア、テーマを可視化することでお二人のコンセンサスをとりました。

そして「合わないな、思っていたのと違うな」という場合に話し合うスタイルだったそう。また、お互いに「譲れない所を譲り合う」というのもポイント。

ご主人は土間、奥様はキッチンがお互いの大切な場所で、それを尊重しあったといいます。

そうして、コンセプトシートが完成しました。通称ドリームシート!

リノベーションのテーマは「木・モルタル・アイアン&ステンレス」+グリーン。
担当のデザイナーが、このドリームシートに感動したのは言うまでもありません。

【コストUPポイント1|キッチン】

奥様が最も大切にした場所、キッチン。希望は3つ。
・対面式(バーカウンター風)
・L型
・食洗機

問題は2つありました。
1)構造上の壊せない柱がある
2)食洗機を入れるには、奥行きが必要になる=ダイニングを狭めることになる

そこで、解消するにあたっては
1)デザイナーが、この柱の化粧パターンを、モルタルバージョン、木バーション等CGでビジュアル化
2)狭くなった広さを確認し、この広さがあれば大丈夫と理解して食洗機を導入

という具合に、一つずつ確認しクリアにしていきました。

そうして、方向性が決まり、デザイナーはバーカウンター風のデザインにこだわりL型を採用し、食洗機を導入することが出来ました。

広いキッチンには、二人で立って一緒にお料理を楽しんだり、ホームパーティーなどで友人と集うのに申し分ないスペースができました。

一方で、色々と夢を叶えたキッチンはコストUPがかさむ部分でもありました。

【コストUPポイント2|洗面所のL型カウンター】


こちらもどうしても叶えたかったという洗面所のL型カウンター。作り付けの天然木のカウンターは、大型のミラーと同系でまとめられて、通常よりも広くデザインされた洗面所は娘さんもワイパーでお手伝い!落ち着く空間に仕上がりました。しかしそのL型のカウンターは、コストUPの部分でもありました。

【コスト調整のポイント】


キッチンと洗面所、どちらも大幅なコストUPになってしまいました。どこで調整したかというと、

1)キッチンの見えない場所/仕様を少しずつ削ることで積み重ねる
2)棚を無くす。あとでDIYできるところは自分でする

コスト調整は、少しずつの積み重ねがポイントでした。

【子ども部屋にもキャンプギア】


 

子ども部屋のローテーブル、チェアもキャンプ用品にするとお洒落度が格段にアップ。このダークな壁は黒板風のクロス。実際にお絵かきもできる遊びゴコロいっぱいのお部屋となっています。

【実は、まだやりたい事】


実は、現在まだ途上中というM邸。一つは、玄関ホールとリビングの間のドア。今は上部のみが透明ガラスのものですが、いつかは上下ともガラスのドアにしたいということ。もう一つは、広いお庭をアレンジしたいということ。今は、家の中に時間がとられてまだ手をつけられてないけれど、時間が出来たらウッドデッキを敷いて、キャンプやバーベキューもやりたいそうです。

【この物件に出会うまで。意外と面白かったマンガ。変わった形の部屋が好き。】


■リノベ不動産を知ったのは、インスタから。
「結婚して、もともと2年半位かけて家を探そうと、インスタで色々見たりしてて。リノベ不動産の写真がなんかオシャレだな~と思ってHPを見たのがきっかけです。それで資料請求してみたんです。届いた資料の中にあったコミカルなマンガが案外面白くて(笑)、しかもわかりやすかったんですよ。」

■頭金いらないって?!
「リノベーションには興味があって、でも頭金もまだこれからだったし、何が必要なのか聞いておこうくらいの軽い気持ちで、話しを聞いてみたら、清水さん(コーディネーター)が担当になって、頭金いらないってわかって、ローンも1つの大手銀行だけ通ったりして、1ヶ月ちょっとで進んでいったんです」

■「ダブルローン状態」のトラップを避けたい!
「中古物件を不動産屋から購入して、別会社でリノベーションを契約すると、中古物件のローンの支払いはすぐに開始されるけど、リノベーション工事は数ヶ月先になることもあると。その間、賃貸の家賃も払い続けることになるそうで、ダブルローン状態が長くなるという話を聞きました。何かいい方法はないかと思っていたところ、中古購入とリノベーションが一社で完結できると知って、『これはいい!』となりました。
あとから知ったのですが、中古物件とリノベーションの費用を合わせてローンを組めるというのも、安い金利が全部に適応されるのがまた良かった点でもあります」

■住みたい家は、庭かルーフバルコニーがある家。
「あとは、窓が多い、将来のために駐車場もあるといいと思いました。それから、変わった形の間取りが好きなんだと思います。それで、見た瞬間ココだってなりました」

Mさんのように「とりあえずの情報収集で」という段階で、ノックする方も多いのが最近のトレンド。自分自身で情報収集するにしても、正しい借り入れ可能額を知っているか否かでは精度が違いますね。その点Mさんは良いタイミングでノックできたようです。

【まとめ】


このリノベーションの成功の秘訣は色々ありますが、中でも
1.イメージを話し合うためにビジュアルで整理しあう。
2.お互いの大事な所は譲り合う。
3.コンセプトをビジュアルでデザインナーに共有する

この3つのポイントが大きかったように思います。ビジュアル化すると、テーマに対して俯瞰することもできるので、ズレがないか自分自身で確認する手法としても役に立ちます。

二人のコンセンサスがとれたMさん邸は、窓がたくさんあり、広いお庭と開放的なお部屋のリノベーションが完成しました。その後DIYでさらにグレードアップ。ハンモックやグリーンが映えるお家になりました。さらに今後まだ続くというアップデート。これからがますます楽しみです。


この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただくと共に、必要に応じてご自身で専門家等に相談されることを推奨いたします。弊社は、当記事の情報(個人の感想等を含む)と、この情報を用いて行う利用者の判断について、一切の責任を負うものではございません。

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