POINT
今回ご紹介するNさんご夫婦宅は、全てを解体する「フルスケルトン」にしてからのリノベーション。3LDKから、広々1LDKに土間とWICを加えた贅沢な間取りになりました。
一つひとつ細かな部分までこだわり抜いた家づくりは、参考になることばかりです。物件探しから間取りやデザインの決め方、オシャレになるテクニックについて伺ってきました。
OUTLINE
コンセプト | 空間デザイナーの施主と建築家が造り上げた至極のリノベ「1LDK+趣味の収納土間」 | ||
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物件種別 | マンション | 建物面積 | 69.9m2 |
コンセプト | 空間デザイナーの施主と建築家が造り上げた至極のリノベ「1LDK+趣味の収納土間」 |
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物件種別 | マンション |
建物面積 | 69.9m2 |
MESSAGE
コーディネーターの想い・コメント
担当者鶴内 吾央
とてもおしゃれなNさんは、リノベーションへの想いも強くお持ちだったので、立地と価格のバランスを調整しながら、存分にリノベーションできる視点で物件探しを進めました。
ご一緒にお住まい探しを進めていく中で、お二人の中で眺望も重視したいというご希望も鮮明になり、今回の素敵な物件に巡り会いました。
お仕事柄デザインが得意なNさんと、素材から環境・住まう方の想いまで様々な視点から設計をする髙橋が、共同制作をしたようなリノベーションの仕上がりになりました。
完成後はご自宅へお邪魔させていただき、美味しいお料理でもてなしていただいたことも大切な思い出です。
デザイナーの想い・コメント
担当者髙橋 大
「Nさん方のリノベーションではデザインもさることながら、空間としての広がりを最大限に見せるため、あらゆる手法を使いました。特に気をつけたのがラインです。例えばヘリンボーンの床は、途中で柄が変に切れないように、はじまりをドアにしました。土間は上がり框の幅を広げています。上がり框は幅が狭いと、全体として狭く感じてしまうため、そういった細部にも気をつけました。ヘリンボーン部分と土間の並行ラインも長さをとり、スッと続くような印象を与えて、広さを出しています。各箇所のドアも単に入り口に付けずに “間”をとってはめこみました。床に沿って設置するのではなく、半歩の間を空けて取り付ける。こういったちょっとした間が、広さを感じさせます。キッチンの造作ベンチも、水平線を強調させるために垂直材をあえて奥ませました。時間と労力を惜しまず、細部までこだわりぬいた設計です。
今回Nさんお二人がお住まいになってから初めてお伺いしましたが、喜ばれているお二人を見て、やり抜いて良かったと痛感しました。ありがとうございました」